
うちみたいに小さい店だと、広告やホームページのデザインなんて全部自分達でやらねばならず、プロの方々の手がけるものと比べると当たり前ですがかなり見劣りしてしまいます。
たまーにこういったデザイン関連の本を読んではヒントをもらおうとしますが、やっぱり基礎からしっかりお勉強しないと難しいですね。
5年前の開店当初にお店のロゴを考えたときなども、どうしてもしっくりしたものにならず散々悩んで妥協した覚えがあります。

日本ではまだまだ商売をする際にデザインが軽視される傾向があるように思うんですが、お客さんに気持ちよく商品を使ってもらうためにはデザインもかなり大事な要素じゃないでしょうか。
最近の大手メーカーの凋落ぶりや、Apple製品の台頭ぶりは単純な性能やマーケティングの差だけでなく、デザインも大きく影響しているように思います。
自転車界も、自転車本体にしてもウェア等のアクセサリー類にしても技術がどんどん進歩して各メーカーの差が少なくなっていますから、デザインは選ぶ上で大きな要素ですよね。お客さんからもたまに「単純にかっこいいから欲しいんですけどダメですかね?」と聞かれることもありますが、「長く使うためにはかっこいいと思うものを買ってもらうのも大事です!」と答えています。
もちろん機能がしっかりしていることが大前提ですから、ただカッコいいだけでは勧めません。
オークリーのサングラスなど、有機的な独特のデザインは私も大好きですが、デザインが良いというだけだと高すぎます!それなりの性能も併せもっているので、デザインが目を引いて手にとってもらったところでしっかり機能をご説明できるようにならないといけませんね。

逆にせっかく良い機能を持っているのに、今一なデザインのために手にとってもらえないものも沢山あるので、そういったものには店で独自にデザイン面での付加をして皆さんに楽しんでもらえるようなことができれば良いのですが。
来年はもう少し勉強する時間をひねり出して、自転車整備がしっかりできることは当たり前ですが、デザイン部分でも楽しんでもらえるような店作りを目指したいと思います。
今年もサイクルキューブをご愛顧いただきありがとうございました。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします。