2015年01月18日

GOKISO !

各地のレースで使用選手が優勝したり、TVに取り上げられたりで最近お問い合わせを受けることの多いGOKISOホイール。
gokiso_product_hubph06.jpg
超高精度ベアリングと高剛性シャフト、そして独自の内部弾性体構造で驚異的にスムーズな回転性能を実現したホイールです。

元々はハブ単体での販売がメインだったのですが、現在はハブの性能を生かして転がり抵抗を極限まで減らすためにはホイールトータルでの設計が必要だということで、ロード用に関してはホイールセットのみの販売になっています。

ハブの重量増を補って余りあるほどのスムーズな回転は納得なのですが、「転がり抵抗の低減」のための完組ホイール設計へのアプローチがどうにも腑に落ちないところがあったので、当店で試乗ホイールとして準備中の30mmハイトのカーボンクリンチャータイプを、まずは自分の自転車の装着してじっくり試してみることにしました。

まず乗ってすぐに感じたのが、
・走行中に足を止めて、フリーを空転させた時に異様に長く滑走する。
ベアリングが高精度なのはもちろんなのですが、フリーも超精密加工されたもので92等分型ラチェットという驚きスペックなので、他のホイールとフリーの抵抗感がまるで違います。
レースの集団内で足を止めた時などは明らかにわかるんじゃないでしょうか。

・ホイール全体の剛性感は意外と高い。
他の方のインプレッションを見ると振動吸収性の良さを挙げている方が結構いますし、内部弾性構造のイメージもあって柔らかな感じを想像していたのですが、リムの剛性が高いのもあり縦方向の剛性は結構高く、荒れた路面の細かな振動は結構伝わってきますね。
考えてみたら内部弾性はベアリングの衝撃荷重を緩和するためのものなので、そんなに簡単に変形したら意味ないですもんね。そういう意味では「振動吸収」ではなくメーカーの謳う「衝撃吸収」という言葉が正しい気がします。
実際、路面の段差や穴などを超える際の大きな衝撃は角がとれて伝わる気がします。

まだトータルで100kmほどしか乗ってないですが、少し乗ってから感じ始めたのは
・乱れたペダリングをしても自転車がスムーズに進むので、ペダリングのロスも軽減される。
表現が難しいんですが、3本ローラーに乗った人ならわかると思いますがペダリングトルクの掛け方が著しく不均一になると自転車が前後に揺れますよね。クランク上死点に向かって綺麗に足を引き抜けないと自転車にブレーキが掛かるような状態になるからだと思いますが、この状態が軽減される気がします。
登り坂のシッティングでトルクを掛けても同じような状況になりがちですが、トルクが不均一でもブレーキが掛からずスムーズに進んでくれるのでペダリングがしやすい感覚がありました。
まだ確証は持てないんですけど、プラシーボ効果なのかホイール付けてすぐの帰り道で約一時間のペダリング効率が56.9%と過去最高を記録したので、ペダリングに対して悪くはならないと思います。


良いところばかりでなく、不満を感じた部分もあって
・回転方向への転がり抵抗は良いが、横方向の動きに対して重い感覚がある。
これが重いリムによるものなのか、ナローフランジによる横剛性の低さなのか、はたまたホイールバランスの悪さによるものなのか(バランスはとても悪かったので今度調整してみようと思ってます)
まだ掴めてないのですが、路面のうねりやペダリングの乱れで自転車が横へ少し振られた時にリカバリーするのに他のホイールより明らかに重さを感じます。腰砕けなアンダー感とはちょっと違う気がするんですけど、ホイールが持って行かれるような感覚があるんですよね。

・純正ブレーキシューの効きはあまり良くない。
コントロールはまぁまぁしやすいんですが、絶対的な制動力は低いです。リムへの攻撃性を抑えるためには仕方ないんでしょうけど、減りも速いのでロングライド等で使うためにはもう少し改善されるといいんですが。


まだほんの少し乗っただけなので解らない部分も多いですが、かなり良い感触です。
もうしばらく乗り込んで、「転がり抵抗」への疑問も含めた感想を書きたいと思います。
posted by 店長 長谷川 at 19:44| Comment(3) | TrackBack(0) | インプレ
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