6月にパイオニアから発売される
片側タイプのペダリングモニターの講習会に行ってきました。
今までのペダリングモニターはワット表示の他にベクトル表示、効率表示など情報量としては既存のパワーメーターの中で間違いなくナンバーワンでしたが、初めてパワーメーターを使う方にもっと気軽に導入してもらえるよう片側センサーのみで手持ちのANT+対応メーター(GARMINなど)でワット表示できるタイプが販売されます。

この組み合わせで、STAGESやROTOR POWER LTと同じようにクランク片側取り付けパワーメーターとしてワット数をみることができます。
他の2種に比べてメリットとしては、
・手持ちのFC-6800もしくはFC-9000に取付可能なので安くすむ。
(センサー税込80784円・工賃別)
・フレームの形状や好みによって右・左どちらにつけるか選べる。
さらに最大のメリットとして、拡張性が有ります。

まず、片側のままでもパイオニアのSGX-CA500メーターを買い足すことでペダリングモニターモードで作動させてベクトルや効率を見ることができるようになります。
もちろん片側にしかセンサーが付いていないので、パワー・ベクトルともデータを反対側にコピーして両足分とした上でCYCLO-SPHEREで確認することになりますが、ペダリングスキルを確認・練習するための導入段階としては十分だと思います。
さらに右もしくは左の、まだ持っていないほうのペダリングモニターを買い足すことで、フルセットに拡張することも可能です。

自分で使ってみてもよくわかったのですが左右の出力差は結構大きいので、左右の出力バランスやペダリングの違いについてもしっかり確認しながらトレーニングを進めていこうとする場合は、フルセットに拡張するとより面白いと思います。
センサー性能自体は既存のSGY-PM910Hと変わらないのですが、センサー部のアダプターが薄くなり、よりフレームと干渉しにくくなったので取り付けられるフレームが増えると思います。
(既存のSGY-PM910Hをお持ちの方向けに薄型のセンサーアダプターはオプションとして販売されます。センサー部のファームウェアも8月にアップデートがリリースされる予定です。)
解析サイトの
CYCLE-SPHEREにも5月末に面白い機能が追加されます。
「ダンシング分離機能」といって、記録されたペダリングベクトルから自動的にダンシング・シッティングのどちらの状態で漕いでいるかを推定し、解析画面に表示する機能です。
これを使うとダンシング・シッティングそれぞれ別々にベクトルや効率を解析したり、特定のラップでダンシングしている比率がどれだけだったかを確認したりすることができるようになります。
これは記録されたベクトルを使って解析を行うので、パイオニアのメーターを使うことが前提になりますが、より詳細にペダリングを解析できるので興味深いです。
フレームの適合性など不明な点は店頭でお気軽にお問い合わせ下さい。
posted by 店長 長谷川 at 18:15|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
展示会