2015年01月28日

転がり抵抗

タイミングよく、今試しているGOKISOホイールが某雑誌のホイールインプレで取り上げられていましたね。酷評に近かったですが、暫く乗ってみた私の感想としてはハブの回転抵抗の少なさがメリットとして充分に感じられました。
重量の割に踏み出しはそれほど重くなくスルスルと進んでいきます。ペダリング効率も5〜6回乗ってみて全て以前より2%程度高かったです。(先日の走行会のデータ:3時間の効率55.2%)
他のホイールでは絶対に得られないフィーリングは乗っていて楽しいし、「前例を究極の技術で覆す」というアプローチは非常に面白いです。経験則だけでは新しいものは作れませんからね・・・

ただ自転車は人間というとても不均一で不規則で曖昧なものが操作して、これまた条件が刻々と変わる道路の上を走るものなので、条件を数値化するのが非常に難しいものでもあります。
高い技術を、高いフィードバック能力を持って使い込んでトライ&エラーを繰り返さないと本当に良いものを作れないと思います。

GOKISOホイールを実際に使ってみるまで、腑に落ちないのは「転がり抵抗」へのアプローチでした。
ホイールやタイヤは転がる時に、常に体重やペダリングのトルクを受けて弾性変形と復元を繰り返していますよね。
CCI20150125.png
変形によって接地面積ができて摩擦が発生するからこそホイールの回転運動が自転車全体の推進運動に変わるわけですが、この変形量が大きい(すなわち柔らかい)、あるいは材質の差によって変形時のエネルギーロスが大きかったりすると、変形・復元を繰り返す間のエネルギーロスによって走行抵抗が大きくなります。

よくホイールやタイヤメーカーの「転がり抵抗の軽減」という謳い文句を見ると、変形量をなるべく小さくして回転方向の転がり抵抗を抑えようとしているのが分かります。
路面が平面均一、ペダリングも均一な回転運動、無風でまっすぐ走るだけ、というのならそれで間違いなく少ない抵抗で走れるのですが、実際に道路を走ると路面は凸凹、ペダリングモニターを見るまでもなくぺダリングはガチャガチャ、横から強い風は吹くしコーナーを曲がったりブレーキングしたりと、様々な動きをして外力も掛かります。
変形量が少なすぎるホイールやタイヤはこういった回転方向以外の力に対する「逃げ」も少なくなるため、荒れた路面で跳ねる、振動が吸収できず疲れる、など操作する人間にとって数値化できないストレスが掛かる場面が出てきます。
CCI20150125_0001.png

また、GOKISOではリム重量が重くても剛性を優先させて転がり抵抗を減らすことを良しとしていますが、自転車を前に進ませる際の慣性、ホイールを回転させる慣性モーメントいずれも重量に比例する以上なるべく重量は軽いほうが良いはずです。
最も大きな抵抗である空気抵抗だけは重量には比例せずに前面投影面積に比例するので、平坦や下りの直線路を一人で走るような場面ではスピードの落ちにくさを感じるかもしれませんが、登り、コーナーでのブレーキング、集団走行など減速・推進を繰り返すほど、軽いホイールと比べてロスが大きくなっていくはずです。
軽すぎるリムも慣性が小さい以上、横風で挙動が不安定になったり良いことばかりではありませんが。


今回GOKISOに実際に乗ってみて長い登りはこなしていないのでタイムの比較等できていませんが、走行会での登りでは思ったほど走りの重さを感じなかったです。コーナーの立ち上がりでも踏み出しが重い感覚もあまり無く。スペックから想像していた感覚とこれほど違うホイールは正直初めてでした。
ただし、横方向への動きの重さはどうしても気になるんですよね。ホイールバランスを調整しても変わらず、コーナーで横剛性の無さを感じることもなかったので、リムの重さによる部分が大きいと思います。

GOKISOには50mmハイトのチューブラーも有り、ラインナップ中リム重量が一番軽いので是非試してみたいです!
驚くほど高価ですがハブは10年保証が付き、リム交換にも対応してもらえるなど耐久性を考えると物欲が・・・。
フロント20H、リア24Hと一般的な穴数なので自分で好きなリムに組み替えることもできますしね。

posted by 店長 長谷川 at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年01月19日

ホイールバランス

お試し中のGOKISOホイールのバランスがかなりずれていたので、調整してみました。

小さくて見えにくいかもしれませんが、施工前。ブルブル揺れてます。


施工後。使った重りの量からすると、今までバランスとった中で一番ずれてました。


カーボンリムの場合は内部の成型の問題なのか結構ずれているものが多いです。
タイヤ・スプロケ・マグネット等全て付けた状態で持ってきていただければ施工できます。
当店ご購入ホイールで前後施工して工賃3000円、お持込ホイールの場合は4000円です。

タイヤを換えた場合は再度調整する必要が有りますが、下り坂などでの安定感につながりオススメです。
posted by 店長 長谷川 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年01月18日

GOKISO !

各地のレースで使用選手が優勝したり、TVに取り上げられたりで最近お問い合わせを受けることの多いGOKISOホイール。
gokiso_product_hubph06.jpg
超高精度ベアリングと高剛性シャフト、そして独自の内部弾性体構造で驚異的にスムーズな回転性能を実現したホイールです。

元々はハブ単体での販売がメインだったのですが、現在はハブの性能を生かして転がり抵抗を極限まで減らすためにはホイールトータルでの設計が必要だということで、ロード用に関してはホイールセットのみの販売になっています。

ハブの重量増を補って余りあるほどのスムーズな回転は納得なのですが、「転がり抵抗の低減」のための完組ホイール設計へのアプローチがどうにも腑に落ちないところがあったので、当店で試乗ホイールとして準備中の30mmハイトのカーボンクリンチャータイプを、まずは自分の自転車の装着してじっくり試してみることにしました。

まず乗ってすぐに感じたのが、
・走行中に足を止めて、フリーを空転させた時に異様に長く滑走する。
ベアリングが高精度なのはもちろんなのですが、フリーも超精密加工されたもので92等分型ラチェットという驚きスペックなので、他のホイールとフリーの抵抗感がまるで違います。
レースの集団内で足を止めた時などは明らかにわかるんじゃないでしょうか。

・ホイール全体の剛性感は意外と高い。
他の方のインプレッションを見ると振動吸収性の良さを挙げている方が結構いますし、内部弾性構造のイメージもあって柔らかな感じを想像していたのですが、リムの剛性が高いのもあり縦方向の剛性は結構高く、荒れた路面の細かな振動は結構伝わってきますね。
考えてみたら内部弾性はベアリングの衝撃荷重を緩和するためのものなので、そんなに簡単に変形したら意味ないですもんね。そういう意味では「振動吸収」ではなくメーカーの謳う「衝撃吸収」という言葉が正しい気がします。
実際、路面の段差や穴などを超える際の大きな衝撃は角がとれて伝わる気がします。

まだトータルで100kmほどしか乗ってないですが、少し乗ってから感じ始めたのは
・乱れたペダリングをしても自転車がスムーズに進むので、ペダリングのロスも軽減される。
表現が難しいんですが、3本ローラーに乗った人ならわかると思いますがペダリングトルクの掛け方が著しく不均一になると自転車が前後に揺れますよね。クランク上死点に向かって綺麗に足を引き抜けないと自転車にブレーキが掛かるような状態になるからだと思いますが、この状態が軽減される気がします。
登り坂のシッティングでトルクを掛けても同じような状況になりがちですが、トルクが不均一でもブレーキが掛からずスムーズに進んでくれるのでペダリングがしやすい感覚がありました。
まだ確証は持てないんですけど、プラシーボ効果なのかホイール付けてすぐの帰り道で約一時間のペダリング効率が56.9%と過去最高を記録したので、ペダリングに対して悪くはならないと思います。


良いところばかりでなく、不満を感じた部分もあって
・回転方向への転がり抵抗は良いが、横方向の動きに対して重い感覚がある。
これが重いリムによるものなのか、ナローフランジによる横剛性の低さなのか、はたまたホイールバランスの悪さによるものなのか(バランスはとても悪かったので今度調整してみようと思ってます)
まだ掴めてないのですが、路面のうねりやペダリングの乱れで自転車が横へ少し振られた時にリカバリーするのに他のホイールより明らかに重さを感じます。腰砕けなアンダー感とはちょっと違う気がするんですけど、ホイールが持って行かれるような感覚があるんですよね。

・純正ブレーキシューの効きはあまり良くない。
コントロールはまぁまぁしやすいんですが、絶対的な制動力は低いです。リムへの攻撃性を抑えるためには仕方ないんでしょうけど、減りも速いのでロングライド等で使うためにはもう少し改善されるといいんですが。


まだほんの少し乗っただけなので解らない部分も多いですが、かなり良い感触です。
もうしばらく乗り込んで、「転がり抵抗」への疑問も含めた感想を書きたいと思います。
posted by 店長 長谷川 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | インプレ

2015年01月11日

メーターマウント

GARMINやPIONEERなどのメーターをすっきりと装着したい方に、当店ではREC-MOUNTSK-EDGEのメーターステーが人気です。
カメラやライト類も同時に装着可能なモデルも有ります。

自分で使っているPIONEERのメーターSGX-CA900も、使用中のハンドルと純正メーターステーの相性がイマイチできれいに取り付けできないので、REC-MOUNTSのNEWモデルを使ってみました。
blog20150111recmount2.jpg
ステムのキャップボルトをロングボルトに置き換えて共締めして取り付けるTYPE17というモデルです。

メーター取付部はGARMIN互換形状になっているので、PIONEERのメーター裏側に
blog20150111recmount3.jpg
こんな感じで超強力両面テープでGARMIN互換の台座を取り付けるGM-3Mというアダプターを使います。

blog20150111recmount1.jpg
すっきり収まりました!

3Mの両面テープはかなり強力なので、しっかり脱脂して付ければ大丈夫だとは思いますが、念のためPIONEERであれば純正で付属している脱落防止ストラップも併用したほうが良いかと思います。
また、GM-3Mアダプターは4つ爪でREC-MOUNTSの台座専用に作ってあるので、他のGARMINタイプの台座には組み合わせできませんのでご注意下さい。

ステム共締めの構造も、現物を見るまではちょっと不安だったんですけど、思ったよりもしっかり取り付けできました。長く使ってみて緩み等でないかどうかチェックしてみようと思います。
posted by 店長 長谷川 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | インプレ