2013年07月30日

ペダリング効率の話

パイオニアペダリングモニターを導入して以来、やれ接線だの法線だの偉そうにくどくど話をしていたところ、
主任とメカから「おまえの話はつまらん!」と怒られてしまいました。


そうは言ってもペダリングモニターを語る上で、「ペダリング効率」の話は避けて通れないので、おさらいしておこうと思います。

ペダリングする、ということはペダルに力を入れてクランクを回すことですね。

クランクはBB軸を中心とした円運動でしか動かせないので、下図のようにクランクに対して直角方向(=接線方向)に赤い矢印のように常に力を入れられれば最も無駄なく力を使って回せます。
pedal_efficiency1.gif

ところが、人間の骨格と筋肉構造、脚の重さなどによってこんなきれいには絶対に回せません。なにも意識せずに普通にペダルを「こぐ」と、多分下の絵のような踏んで・上げてのツーストロークに近い運動になっています。
pedal_image3.gif

この時のクランクへの力の入り具合を、ペダリングモニター的に表現すると
pedal_efficiency5.gif

赤い矢印が、最初の図のようにぐるぐる回る形でなく、ほぼ下向きにそろうようなイメージになります。

この時のペダリングのある一点(黒い点線)部分を右のように拡大して、「クランクを回すのに使われている力」と、「クランクを回すのに全く使われていない力」に分解して考えます。
要は、赤い矢印のぶんだけ力を入れたのに、緑の矢印分の力でしかクランクは回っておらず、青い矢印分の力はクランクをグイっと伸ばす方向に入っちゃってます。
(実際にはクランクはこの程度の力では伸びたりしませんから、緑の力は自転車全体を傾かせたり、フレームをしならせたり、熱になったりでどこかへ逃げちゃってるわけですが)

今まであったパワーメーターは、この「緑の矢印」だけ検出してクランクを実際に回した力を表示していますが、ペダリングモニターがすごいのは、「青い矢印」も検出できるところなんですね。

また、マグネットリングという部品をBBにつけることで、クランクが360度回転する中で、30度ごと計12箇所のどの位置にいるのかも検出できるので、まず緑の矢印と青い矢印を12箇所で別々に検出してから、赤い矢印の大きさを逆算します。

で、ペダリングモニターでは「効率」をどう定義しているかというと

(緑の矢印の大きさ12箇所の合計) ÷ (赤い矢印の大きさ12箇所合計) × 100 = 効率%

ここで注意するのは、緑の矢印は、脚の重さ分をしっかり引き上げられなかったりすると、クランクを回すどころかクランクを逆回転する方向へ力が加わっていることもあり得るので、「クランクを回すとき」=プラス、「クランクを逆回転するとき」=マイナスという正負のある数字になり、その合計になりますね。

ペダルを頑張って踏みつけてみたものの、その力のうちのどんだけクランク回したことになってんのよ?(あるいはどんだけ無駄になってんのよ?)が結構明確に数字として現れます。


posted by 店長 長谷川 at 16:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2013年07月27日

通勤ライド

通勤往復60kmで自転車に乗る=練習、なので元気な日はなるべく強度を上げて走るようにしています。

行き(朝): まだ体が動かないし、車も多いので、要所要所でざっと強度を上げてメリハリをつけて走る

本日の行きの走行データ

帰り(夜): 22時を過ぎて帰ることが多く、車も少ないので、なるべく信号の少ない道を選んで一定の強度を保って走る

本日の帰りの走行データ

走行会以来5日ぶりに自転車に乗ったので、体がうまく動かずペダリングがばらんばらんでした。
この歳になると、3日空けてしまうと体がペダリングを忘れてしまう?ので

休休乗乗休休・・・・
ぐらいのサイクルで通勤できると一番調子が出るんですけどね。

8月は暑さで体調を崩しやすいし、9・10月は展示会目白押しでなかなか思うように自転車に乗れないのがストレスですが、面白いペダリングモニターさんのおかげでモチベーションはなんとか保てそうです。
posted by 店長 長谷川 at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年07月22日

走行会ゆっくり

本日も走行会に参加していただいた皆さんありがとうございました。
前回よりは幾分か暑さもゆるんで、走りやすくてよかったです。

本日の走行データ

気になるペダリング効率は、50%程度で推移してますね。
シッティングで普通にペダリングしているときの図
pioneer20130721_2.gif

ダンシングで頑張ってるときの図
pioneer20130721_1.gif

ペダリングの上手な人だと、しっかりトルクが掛かるヒルクライム時などで70〜80%近いペダリング効率になるそうで、まだまだ改善の余地がありそうですね。

実際に改善していくためには体の使い方を意識して神経系を鍛えていく必要がありそうですが、レコーディングダイエットと同じでこうやって自分のペダリングを可視化して、フィードバックできるということが革新的だと思います。
このペダリングモニター図を見たことで、頭の中に意識できる自分のペダリングがより明確になるんじゃないでしょうか。
posted by 店長 長谷川 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年07月19日

クランク到着

お出かけしたクランクが、パワーアップして戻ってきました。
sgy-pm900h79_1.jpg
パイオニア ペダリングモニターPGY-PM900装着完了です。

右クランク裏面
sgy-pm900h79_2.jpg
クランクアームの根元付近に、ひずみゲージが仕込んであります。そこからチェーンリングの隙間に設置されたおにぎり型のバッテリーケース兼送信機へケーブルが延びてますね。すっきり収まってます。

左クランク裏面
sgy-pm900h79_3.jpg
このケースの中に、ひずみゲージ、送信機、バッテリーが納まってます。すっきりしてるんですが、そこそこフレーム側に高さがあるので、チェーンステーが大きく張り出していると干渉します。
ねじ切りタイプ、BB30、PF30のフレームはほぼ大丈夫そうですが、BB86フレームはチェーンステーだけでなくBB回り全体が大きく張り出しているものが多いので要確認です。

マグネットリング
sgy-pm900h79_4.jpg
このシステムのキモになるパーツのひとつ。このリングをBB部分に設置して、埋め込まれているマグネットの位置を左右クランクセンサーが読み取りながら、現在クランクが360度回転のどの位置にあるのかを認識します。
なのでリングにマーキングされている線と水準器をつかって正しく角度を調整して取り付けます。

シマノねじ切りBBユニットにはそのまま取り付けできますが、新型のBB9000やBBR60には対応しておらず、旧型のBB7900やBB6700を用意する必要があります。
BB30、PF30、BB86の場合にはパイオニアで用意した、リング取付可能な専用BB(スギノ製)に交換する必要が有ります。

フレーム形状さえしっかり対応していれば、取り付けはそんなに難しくないです。

コンピューターとのペアリングやゼロ校正も、さすが日本製あっさりできました。

とりあえず一回乗っただけですが、走行データはこちら

時系列グラフにカーソルをあてると、その時のペダリングの状況が画面下にあるモニターに表示されます。

いや、想像以上に面白い!!各種パラメーターや相関図で自分のペダリングが今までのパワーメーターとは比べ物にならないほど詳細に分析できます。
これまでラボでしかできなかったような分析が、自分の自転車で重さや大きさをほとんど気にすることなく実走行で可能になったと思うと感動です。
posted by 店長 長谷川 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年07月12日

クランクお出かけ

いよいよパイオニア ペダリングモニターのテスト販売が始まったので、クランクを外してサービスセンターへ送りました。
pioneer_box.jpg
実際の販売でも、ご注文いただいたときにはこんな風に専用の箱につめてサービスセンターへ送り、センサーの取り付けと校正をしてから1週間程度で戻ってきます。
私のは丸3年使ったFC-7900ですが、クランク裏にキズは全くなかったのでまあ問題無いでしょう。返ってきて使うのが楽しみです。


これを機に久々に自分の自転車をしっかり整備しようと思い、まずはブレーキの分解・洗浄。
ブレーキは超軽量の「ee brake」です。
メインピボットを外して、ある程度ばらしてから洗浄。
eebrake006.jpg

このブレーキ、パッドをつけてもペアで200g程度とDURA-ACEより100g近く軽いのですが、とにかくよく効くのが特徴です。
一般に超軽量ブレーキだとワイヤーの固定に難があったり効きが芳しくないものが多いですが、頼りなさが一切ありません。
シマノのブレーキと比べても全く遜色なく効きます。こちらも丸3年使いましたがトラブルは無し。

難点は、
・ピボット部が多く、形状が複雑で洗浄が面倒くさい
・ワイヤリングが通常ブレーキと異なるので右前ブレーキの場合にワイヤールートに悩む
・高い!
といったあたりでしょうか。

3年目にして初めてばらしましたが、ピボット部の樹脂やスリーブに磨耗はほとんど見られず優秀でした。しっかり洗浄・注油して組み立てしたら動きはばっちり。またしばらくは快適に使えそうです。
eebrake008.jpg
posted by 店長 長谷川 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記